グアニル酸シクラーゼとは
グアニル酸シクラーゼ(Guanylyl Cyclase, GC) は、体内で cGMP(サイクリックGMP)を作る酵素 です。
つまり、cGMPを増やす「生産工場」のような役割を持っています。
体の中での働き
-
NO(一酸化窒素)が信号として届くと活性化
-
血管の内皮細胞や陰茎の神経で作られる
-
NOがGCを刺激すると、細胞内でcGMPが増える
-
-
cGMPが増えると…
-
血管の平滑筋がゆるむ(弛緩)
-
血流が増える → 勃起や血圧調整に関与
-
GCには2種類ある
種類 | 位置 | 活性化のきっかけ | 役割 |
---|---|---|---|
可溶性GC(sGC) | 細胞質 | NO(一酸化窒素) | 血管拡張、勃起、神経信号伝達 |
膜結合型GC(mGC) | 細胞膜 | ナトリウム利尿ペプチドなどのホルモン | 腎臓や心臓で水分・血圧調整 |