プロペシアはAGA:男性型脱毛症の原因となるDHTの生成を抑えることで、その進行を抑え改善させる、世界初の内用薬です。当院ではプロペシアが認可された2005年当初からずっと処方を続けています。

プロペシア概要

有効成分 フィナステリド
用量 1mg
服用方法 1回1錠
効果を感じるまでの期間 少なくとも半年間以上
効果を得続けるための期間 毎日の継続的な服用が必要
主な副作用 いずれも僅少 :性欲不振、勃起不全、抑うつほか
禁忌(服用できない) *下記参照
ジェネリック フィナステリド *一覧はこちら

 

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―用量―

1mgが一般的に処方される用量です。0.2mgもありますが当院では扱っていません。

―効果を感じるまでの期間―

プロペシアの効果を感じ始めるまでには少なくとも半年をみる必要があります。効果の感じ方の具体例として、抜け毛が減る、産毛が増える、髪の毛のコシが強くなる、頭髪に手を入れたときの感触が違ってくる、などがあります。いずれも劇的な変化があるわけではなく、あくまでゆっくりしたペースですので、あまり焦らず気長に待つ必要があります。

―効果を得続けるための期間―

服用を始めてから半年~1年で効果が現れ、これを持続させるためには服用の継続は必要です。途中で服用をやめるとAGAの症状はゆっくりと元に戻ります。1年ではでなくても、3年の継続使用で効果が現れる例もありますが、服用途中で気になることがあれば医師にご相談下さい。

―服用方法―

どうやって飲むか?

水やお湯などで服用して下さい。毎日一定量の有効成分が血中にあることが重要です。そのためには次の服用との間隔はなるべく同じに、また一日のうち決まった時間に服用すると飲み忘れが防ぎやすくなります。

飲み忘れた場合

長い間飲み続ける薬ですので飲み忘れが、または薬の備蓄切れが3日程度であれば、大きな影響はありません。あまり神経質になる必要はないですが、なるべく24時間間隔で、忘れずに飲むようにします。*次の日に2錠飲む必要はありません。

食事のタイミング

服用時の食事の内容は作用に影響ありません。それよりもなるべく決まった時間に毎日飲むことが重要です。

プロペシアを継続的に服用したときの評価

―副作用―

製薬会社(MSD *現在はオルガノン社)で報告されている主な例では性欲減退や勃起不全がありますが、いずれの出現率も1%前後ときわめてまれです。プロペシアが *注 男性ホルモンの派生物質に作用する薬であること、現在はインターネットで様々な情報が出回っていることで、飲む前に持った不安感がいわゆる男性機能に影響を及ぼしている可能性があることは否定できません。ただしこれら副作用のはっきりとした原因はわかっていないので、少しでも心配に感じたら一時的に使用を止めてみる必要があるかなど、医師にご相談下さい。

*注 男性ホルモンの発生物質:DHT(ジヒドテストステロン)は思春期にはいわゆる男性らしい身体の形成に必要な物質ですが、成人後はうす毛やにきびなどの原因となる物質です。

―禁忌・注意事項―

プロペシアは20歳未満に対する安全性や有効性が確認できていないため処方できません。
女性(特に妊娠中)が摂取すると、男性胎児の生殖器官の正常形成に影響を及ぼすことがあること、女性に対しての有効性が確認されていなことから処方されません。プロペシアの錠剤はコーティングされ非常に丈夫につくられていますが、意図的に割ったりすることで中身に触れる可能性があるので、子供をつくる予定のある方は管理に注意が必要です。
プロペシア服用中は、提供した血液中の有効成分が妊婦や授乳中の女性の体内に入ることを防ぐため献血ができません。服用を止めて1ヶ月以上経過すれば献血は可能です。
プロペシアとの併用に注意が必要な薬は報告されていません。

ジェネリック(後発薬)

プロペシアは2015年にその特許期間が満了したことによって、各製薬会社が同じ有効成分のフィナステリド:後発薬を発売しました。効きや注意事項はプロペシアと基本的に同じです。長い期間で飲む薬ですので、ジェネリック薬を選ぶとコストはかなり低く抑えることが出来ます。また、当院では年単位での処方に大きな割引が受けられます。フィナステリド一覧はこちら→

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