早漏治療にはSSRIか塗り薬
「早くいってしまうこと」いわゆる早漏に悩んでいる方、この原因についてははっきりとわかっていませんが、焦りやストレスによるものだろうと言われています。何度かこのような経験が繰り返されると、まずます焦って自己嫌悪に…という悪循環におちいってしまうことがあります。
どんな時につかいますか?
SSRIとは選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)の略称で、セロトニンという物質のはたらきを強めることで、うつの改善を図るもので、うつ病やパニック障害への治療薬として広く用いられています。この薬には、長いあいだ服用すると射精しづらくなることが報告されていて、射精を成立させる神経中枢の興奮を抑制する作用があることがわかっています。この作用を利用して、いわゆる早漏を訴える方にSSRIを処方することがあります。またED治療薬に早漏に対する直接的な効果はありませんが、勃起が持続し焦りがなくなることでED治療薬単独の使用でも早漏に対する副次的な効果がみられることから、まずはこちらを試してみてもよいかもしれません。
当院で処方するSSRI
パキシル錠(GSK) | 20mg/1錠 | 500円 /1錠(税込) | *錠数は医師による制限あり |
使わないほうが良い時とは?
ごく稀に精子の活動に影響が及ぶ可能性があるので、子供をつくる予定のある方は控えたほうがよいです。また、現在ほかに向精神薬を使用中の方は医師の指導に従ってください。
SSRI使用上の注意
・他院で向精神薬での治療中の方への処方はできません。なお治療が終了後、一定期間が経過している場合には処方できることがあります。
・性質上、依存性や耐性がありますので毎回医師の診察のもと、処方数が制限されることがあります。
・眠気、めまい、ふらつきがおこることがありますので服用後は車など大きな機械の操作は控えて下さい。
・アルコールと一緒に使うと作用を増強させることがあるので控えてください。
・医師からの指導内容を厳守して下さい。
・オンライン診療では処方できない処方薬です。
男性更年期障害と早漏
いわゆる男性の更年期障害とは早い方で中年期以降、放置すると女性のものに比べ長期にわたって続く症状のことです。うつ状態、性欲の喪失、勃起不全、など身体面、精神面の両方で「何かうまくいかない」「今までと違う気がする」と感じるようになります。この治療には、症状の原因となる男性ホルモンの減少分を外部から補う方法、自身の体内で増やすことを目的とした運動療法、精神面での症状に認知のゆがみを正すカウンセリングなどが行われます。このうち不足したホルモンを外部から補う方法として、経皮で吸収が自然に行われる外用薬が使われることがあります。医師とご自身の状態をよくお話のうえ(診察料は不要)必要があれば処方を受けて下さい。
グローミン「男性ホルモン補充クリーム」 | 3,000円 *12/08開始予定 |