シアリスと併用注意薬のノルバスクについて

シアリス(タダラフィル)と併用注意薬のノルバスク(一般名:アムロジピン)について解説します。


ノルバスクとは

  • 一般名:アムロジピン(Amlodipine)
  • 分類:カルシウム拮抗薬(ジヒドロピリジン系)
  • 主な適応
    • 高血圧
    • 狭心症
  • 作用機序
    • 血管平滑筋のカルシウムチャネルを阻害 → 血管を拡張
    • 末梢血管抵抗を低下させ、血圧を下げる

シアリスとの相互作用(注意点)

  • シアリス(タダラフィル)も血管拡張作用を持つため、ノルバスクとの併用で血圧低下が相乗する可能性があります
  • 注意すべき症状:
    • めまい
    • 立ちくらみ
    • 頭痛
    • 起立性低血圧

臨床上の注意

  1. 併用は禁忌ではなく「併用注意」
  2. 初回併用時や増量時には、低血圧症状のモニタリングが重要
  3. 必要に応じて服用時間の調整や減量を医師と相談
  4. 高齢者や脱水状態の患者では、症状が出やすいため特に注意

まとめ

  • ノルバスク(アムロジピン)はカルシウム拮抗薬で、高血圧や狭心症の治療に用いられる
  • シアリスとの併用で血圧低下リスクが増加するため、併用注意薬に分類
  • 初回併用時や高齢者では、立ちくらみやめまいに注意が必要

ポイント

  • アムロジピン系薬(アムロジン、ノルバスク)はシアリスとの併用で血圧低下リスクがある
  • 血圧低下症状の確認と、服用スケジュールの調整が重要