L-アルギニンとは
L-アルギニン(L-Arginine) は、体に必要なアミノ酸の一つです。
- タンパク質を作る材料になる
- 体内でいくつかの重要な物質を作る前駆体(原料)になる
特に 一酸化窒素(NO) を作る材料として有名です。
L-アルギニンの働き
- NO(一酸化窒素)の合成
- 酵素 NOS(Nitric Oxide Synthase) により、L-アルギニン → NO + L-シトルリン
- NOは血管拡張や勃起に関与
- 血流改善
- NOによる血管拡張で血流がよくなる
- 運動能力向上や心血管健康に関与
- 免疫や創傷治癒
- 白血球の活性化に関与
- ケガや炎症の回復を助ける
- 成長ホルモンの分泌促進
- 一部研究で、L-アルギニンが成長ホルモン分泌を刺激する可能性
食事からの摂取
L-アルギニンは 食品にも含まれる 必須アミノ酸の一部で、以下に多く含まれます:
食品 | 含有量が多い例 |
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肉類 | 牛肉、鶏肉、豚肉 |
魚介類 | 鮭、マグロ、カツオ |
ナッツ類 | ピーナッツ、アーモンド |
大豆製品 | 豆腐、納豆、味噌 |
その他 | 卵、乳製品 |
ED・血管への関係
- 性的刺激 → NO放出 → cGMP増加 → 血管拡張 → 勃起
- L-アルギニンは NOの材料 なので、間接的に血流改善や勃起をサポートします
- サプリメントとして使われることもありますが、効果は個人差があります
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | L-アルギニン(L-Arginine) |
種類 | アミノ酸(タンパク質の構成要素) |
主な役割 | NOの材料、血流改善、免疫や創傷治癒、成長ホルモン分泌 |
NOとの関係 | L-アルギニン → NOS → NO + L-シトルリン → 血管拡張 |
摂取源 | 肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、乳製品 |
ポイント:
L-アルギニンは 体内のNOを作る元 で、血管の健康や勃起に重要なアミノ酸です。