L-アルギニンとは

L-アルギニン(L-Arginine) は、体に必要なアミノ酸の一つです。

  • タンパク質を作る材料になる
  • 体内でいくつかの重要な物質を作る前駆体(原料)になる

特に 一酸化窒素(NO) を作る材料として有名です。


L-アルギニンの働き

  1. NO(一酸化窒素)の合成
    • 酵素 NOS(Nitric Oxide Synthase) により、L-アルギニン → NO + L-シトルリン
    • NOは血管拡張や勃起に関与
  2. 血流改善
    • NOによる血管拡張で血流がよくなる
    • 運動能力向上や心血管健康に関与
  3. 免疫や創傷治癒
    • 白血球の活性化に関与
    • ケガや炎症の回復を助ける
  4. 成長ホルモンの分泌促進
    • 一部研究で、L-アルギニンが成長ホルモン分泌を刺激する可能性

食事からの摂取

L-アルギニンは 食品にも含まれる 必須アミノ酸の一部で、以下に多く含まれます:

食品 含有量が多い例
肉類 牛肉、鶏肉、豚肉
魚介類 鮭、マグロ、カツオ
ナッツ類 ピーナッツ、アーモンド
大豆製品 豆腐、納豆、味噌
その他 卵、乳製品

ED・血管への関係

  • 性的刺激 → NO放出 → cGMP増加 → 血管拡張 → 勃起
  • L-アルギニンは NOの材料 なので、間接的に血流改善や勃起をサポートします
  • サプリメントとして使われることもありますが、効果は個人差があります

まとめ

項目 内容
名称 L-アルギニン(L-Arginine)
種類 アミノ酸(タンパク質の構成要素)
主な役割 NOの材料、血流改善、免疫や創傷治癒、成長ホルモン分泌
NOとの関係 L-アルギニン → NOS → NO + L-シトルリン → 血管拡張
摂取源 肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、乳製品

ポイント:

L-アルギニンは 体内のNOを作る元 で、血管の健康や勃起に重要なアミノ酸です。