心配な抜け毛の見分け方
心配のいらない抜け毛、いる抜け毛
髪の毛は絶えず成長する期間と、休止する期間が交互にあり(ヘアサイクルとよばれます)休止する前にいったん抜けます。これが正常な抜け毛です。男性髪の毛は全体で約10万本あり、健康な方ならこのうちの約100本程度が常に入れ替わっている状態にあります。
心配がいらない抜け毛の状態
健康な抜け毛は根元が丸く膨らんでいて、指の腹でなぞると毛根部分でひっかかりを感じます。このなかに髪の毛を頭皮に留めておく組織である白いさや(毛根鞘:もうこんしょう)に包まれていることがあります。また、膨らんだ毛根部分が白くなっていることもありますが、これはヘアサイクル中の休止期に、髪の毛へのメラニン色素の供給の減少で起こるもので、これも心配ありません。これらの抜け毛は健康な状態であるので心配はいりません。
心配が必要な抜け毛の状態
一方、健康な状態とはいえない抜け毛の毛根は、共通して丸く膨らんだ根元がありません。根元部分がやせ細っていて、真っ黒な状態で抜け落ちます。髪の毛がじゅうぶん成長しきれずに抜けてしまっている状態です。また、一見間違いやすいのですが、健康な抜け毛にある白い(あるいは半透明)さや部分ではなく、黄色みがかった白い皮脂が根元に残っているのは、頭皮の環境が良くないのが原因です。ほかにも、根元がちぎれているようにみえるものは、牽引性脱毛(オールバックなど特定の髪型で起こりやすい)など物理的な要因で発生するものもあります。
もし心配が必要な抜け毛が頻繁に見つかったら
健康でない抜け毛の原因はいくつかありますが、主なものはやはりAGA男性型脱毛症に起因するものです。頭皮が清潔に保たれ、継続して特定の髪型をしていない状況で、根元部分に膨らみのない、黒い抜け毛が多くなっていると感じられたときは医師にご相談下さい。
AGAとは - 渋谷ウエストクリニック 薄毛治療・勃起不全治療
AGA(エージーエー)とは、男性型脱毛症(Male Pattern Hair Loss, MPHL, Androgenetic Alopecia)のことです。