瘢痕性脱毛症とは
瘢痕性脱毛症（はんこんせいだつもうしょう）は、頭皮に傷跡や瘢痕（はんこん）ができ、その部分の毛根が永久的に破壊されてしまうことで発症する脱毛症です。この病気は、炎症や感染、自己免疫反応などが原因となって毛包が破壊され、新しい毛髪が生えなくなることが特徴です。
主な原因：
- 感染症：毛包に感染症が生じると、炎症が引き起こされ、瘢痕性脱毛症になることがあります。
- 自己免疫疾患：円形脱毛症のように、自己免疫が誤作動して毛包が攻撃されることもあります。
- 外傷や火傷：外的な損傷や手術後の瘢痕形成が原因で脱毛が起きることもあります。
- 皮膚疾患：リュウマチや皮膚病などが、頭皮の毛包に影響を与える場合もあります。
瘢痕性脱毛症は進行性で、放置すると脱毛部分が拡大する可能性があるため、早期診断と適切な治療が重要です。治療法としては、炎症を抑えるためのステロイド剤の塗布、免疫抑制剤の投与、あるいは外科的な植毛が検討されることがあります。
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