ネットショッピング依存症とは?

ネットショッピング依存症とは?

ネットショッピング依存症(Online Shopping Addiction) とは、オンラインでの買い物をコントロールできずに繰り返し、日常生活や経済的な面で問題が生じる状態 を指します。ネットショッピングは便利ですが、過度な購入がストレス解消や快楽になり、やめられなくなる ことがあります。特に、セール、ポイント還元、フラッシュディール、限定品 などの仕組みが依存を助長する要因となります。


1. ネットショッピング依存症の特徴

(1) 必要のないものを衝動的に買う

  • 「安いから」「ポイントがつくから」と理由をつけて不要なものを購入
  • 商品を見つけると、考えずにすぐ購入ボタンを押してしまう

(2) 買い物の計画がなく、無制限に買う

  • 予算を決めずに、気分のままに買い物をする
  • 「〇〇円まで」「今月はこれだけ」と決めても守れない

(3) ショッピングがストレス解消になっている

  • ストレスや不安を感じると、無意識にネットショッピングを開く
  • 買い物をすると気分が晴れるが、後で後悔する

(4) 商品を買うことが目的になっている

  • 商品が届いた瞬間は嬉しいが、開封せずに放置することもある
  • 何を買ったのか覚えていないことがある

(5) 経済的な問題が発生する

  • クレジットカードの請求額が増え、支払いに困る
  • 借金をしてまで買い物を続ける

2. ネットショッピング依存症の原因

(1) ドーパミンの影響

  • 買い物をすると脳内でドーパミン(快楽を感じる物質)が分泌される
  • これにより、「また買いたい!」という欲求が生まれる

(2) オンラインショップの仕組み

  • ワンクリック購入、セール、ポイント還元、送料無料などの仕組みが購買欲を刺激
  • Amazonや楽天の「おすすめ商品」機能が無限に欲しいものを提案する

(3) スマホの手軽さ

  • 24時間いつでも買い物ができるため、衝動買いが増える
  • 実店舗と違い、レジに並ぶ必要がなく、すぐに買えてしまう

(4) SNSやインフルエンサーの影響

  • インフルエンサーが紹介する商品を「自分も買わなきゃ」と思ってしまう
  • 「この商品を買えば幸せになれる」と錯覚してしまう

3. ネットショッピング依存症の影響

(1) 経済的な影響

  • クレジットカードの支払いが増え、貯金が減る
  • 借金をしてしまう(リボ払いの利用など)

(2) 精神的な影響

  • 「買わなきゃよかった」と後悔する
  • お金の不安でストレスが増える

(3) 生活への影響

  • 家に未開封の荷物がたまる
  • 服や雑貨など、使わないものが増えて部屋が散らかる

4. ネットショッピング依存症の対策

(1) ショッピングのルールを決める

  • 「買い物リスト」を作成し、それ以外は買わない
  • 予算を決めて、超えないようにする

(2) クレジットカードの利用を制限する

  • デビットカードや現金払いを使い、即時決済にする
  • クレジットカードの上限を低めに設定する

(3) 買い物の「待機時間」を設ける

  • 欲しいものがあったら24時間考えてから購入する
  • 衝動買いを防ぐため、「カートに入れて1日待つ」

(4) ショッピングサイトの利用を減らす

  • アプリを削除する(Amazon、楽天、メルカリなど)
  • 通知をオフにする(セール情報が届かないようにする)

(5) 他の楽しみを見つける

  • 運動や読書など、買い物以外のストレス解消法を持つ
  • 友達や家族と過ごす時間を増やす

(6) 必要なら専門家に相談

  • 依存が深刻な場合は、心療内科やカウンセリングを検討する

5. まとめ

ネットショッピングは便利ですが、依存すると経済的・精神的な問題を引き起こします。
「買いすぎているかも?」と感じたら、ルールを決めたり、スマホの設定を見直すことが大切です!

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