EDと漢方薬

ED治療に漢方薬という選択肢

男性の勃起不全(ED:Erectile Dysfunction)に対して効果が期待される漢方薬はいくつか知られています。漢方では、EDは「腎虚(じんきょ)」や「気血不足」などの体質的要因や血流障害としてとらえ、全身のバランスを整えることを目的とします。

バイアグラなど西洋医学をもとに作られるED治療薬と異なり即効性を持ちませんが、EDを含めた身体の不調を改善したい方、バイアグラなどのED治療薬の使用が禁忌とされる方に、状況に応じてすすめる場合があります。

勃起不全に用いられる代表的な漢方薬

八味地黄丸(はちみじおうがん)

・効能:加齢による腎機能低下、頻尿、冷え、腰痛など「腎虚」に伴う症状に用いる。
・選択の目安:中高年の加齢や慢性疲労による場合に選択することがある。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

・効能:体力・気力の低下、食欲不振、疲れやすさ。
・選択の目安:EDが「気虚(エネルギー不足)」型である場合に使われる。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

・効能:気力・血の不足が原因のED、冷え性、疲労体質、滋養強壮
・選択の目安:体質改善を目的とする長期使用向き

漢方の選択にあたっての注意点

EDの原因は糖尿病、動脈硬化、ホルモン異常、ストレスなど多岐にわたるため、西洋医学的な原因も特定することが求められます。比較的長い間使用する薬ですが、体質に合わない場合もあるので、医師と相談しながら服用することが重要です。当クリニックでは漢方「満量処方」が行えます。

医療用漢方薬の処方 - 渋谷ウエストクリニック

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