フィナステリドを飲み忘れたときどうなる?

もしフィナステリドを飲み忘れてしまったら?

フィナステリド(プロペシアなど)を服用している場合、飲み忘れが続くと効果に影響が出る可能性があります。ただし、1日や2日の飲み忘れで即座に効果が失われることはありません。

1~2日程度の飲み忘れ

特に大きな影響はありません。フィナステリドの血中濃度はわずかに下がるかもしれませんが、急激に脱毛が再開するということはありません。

数日~1週間以上の飲み忘れ

体内のフィナステリドの血中濃度が低下し、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の抑制効果が弱まる可能性があります。この程度の飲み忘れ期間があると、脱毛の進行がわずかずつ再開する可能性があります。

数週間から1か月以上の中断

体内のフィナステリドの血中濃度がほぼゼロに近づき、AGAの原因物質であるDHT抑制作用が失われ。脱毛症状が再び進行し始めます。服用前の状態にほぼ戻った状態となるので、効果を維持するためには再度毎日の服用が必要となりますが、元の状態に戻るまでにはまた数ヶ月かかることがあります。(振り出しに戻るということになります)。

効果を得るためには忘れずに飲むことが重要

フィナステリドの半減期(体内での有効成分が代謝され、飲んだ時点からその量が半減する時間)は約6〜8時間ですが、AGAの原因となる物質であるDHTを抑制する効果は24時間以上とされています。そのため、1日1回の服用で安定した効果を得続けるしくみです。

可能な限り毎日継続するのが理想です。飲み忘れた日の分を補うために1日に1錠以上飲むことはできません。1日程度飲み忘れてもあまり気にせず、気を大きく構えて飲み続けましょう。

https://westclinic.tokyo/about-finasteride.html