淋菌とは

淋菌(りんきん)は、Neisseria gonorrhoeaeと呼ばれる細菌によって引き起こされる感染症で、俗には淋病(りんびょう)とも呼ばれます。淋病は性感染症の一つであり、主に性的接触を通じて感染が広がります。感染部位は主に尿道、膣、子宮頸部、直腸、口腔などがあります。

淋病の症状は性別や感染部位によって異なりますが、一般的な症状には以下が含まれます:

  1. 男性の場合

    • 尿道からの膿や出血
    • 尿道の痛みや灼熱感
    • 尿意が増加すること
  2. 女性の場合

    • 膣からの膿や出血
    • 生理不順や異常な膣出血
    • 腹痛や尿意の変化

淋病は治療可能であり、抗生物質による治療が一般的です。ただし、感染が進行すると合併症が生じる可能性があり、無治療で放置すると重篤な問題が引き起こされることがあります。感染が他の部位に広がると、関節や心臓などに影響を与えることがあります。

感染を予防するためには、安全な性行動が重要です。避妊具の使用、パートナーの性感染症の有無の確認、定期的な検査などが効果的な予防策とされています。淋病の症状が疑われる場合、早期に医療専門家の診察を受けることが重要です。

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