ステンドラ・アバナフィルは国内承認薬?知っておきたい承認制度
「ステンドラ(Stendra)」
「アバナフィル(Avanafil)」
これらの名称をインターネットで検索している方の中には、
- 「日本でも処方されているの?」
- 「国内承認薬なの?」
- 「海外では使われていると聞いたけれど安全なの?」
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ステンドラ・アバナフィルと、日本の医薬品承認制度について分かりやすく解説します。
ステンドラとアバナフィルの違い
まず、この2つは同じ薬を指しています。
- アバナフィル(Avanafil):有効成分名
- ステンドラ(Stendra):海外で販売されている商品名の一つ
日本で「シルデナフィル」という成分が「バイアグラ」という商品名で販売されているのと同じような関係です。
海外で承認されているから、日本でも承認されているとは限りません
ステンドラ(アバナフィル)は、米国など一部の国・地域ではED治療薬として承認されています。例えば、米国では2012年に承認されました。
一方で、日本国内では、現時点でアバナフィルを有効成分とする医療用医薬品は承認されていません。 PMDA(医薬品医療機器総合機構)は、品質・有効性・安全性などを科学的に審査し、厚生労働省による承認制度を支えています。
つまり、海外で承認されていることと、日本国内で承認されていることは別の制度なのです。
「国内未承認」とはどういう意味?
「国内未承認」とは、
日本の医薬品承認制度に基づく審査・承認を受けていない
という意味です。
これは、
- 効果が全くない
- 必ず危険である
という意味ではありません。
一方で、
日本の承認医薬品と同じように品質・有効性・安全性について国内の承認制度に基づく評価を受け、市販されている医薬品ではないという点は理解しておく必要があります。
「海外では使われている」という広告だけで判断しないことが大切です
インターネット上では、
- 「海外で大人気」
- 「世界で使用されている」
- 「最新ED薬」
- 「第四世代ED薬」
といった広告表現を見かけることがあります。
しかし、これらの表現だけでは、
- 日本国内で承認されているか
- どのような経路で流通しているか
- 医師による適切な管理のもとで使用される医薬品なのか
までは分かりません。
広告の印象だけで判断せず、医薬品の承認状況や有効成分、入手経路なども確認することが重要です。
国内承認薬にはどのような特徴があるのでしょうか?
日本国内で承認されている医療用医薬品は、
- 品質
- 有効性
- 安全性
について審査され、承認後も副作用情報の収集や安全対策が継続して行われています。
承認後も添付文書の改訂や安全性情報の提供が行われ、適正使用のための仕組みが整えられています。
患者さんが確認したいポイント
医薬品について調べる際には、次の点を確認すると安心です。
- 日本国内で承認されている医薬品か
- 有効成分は何か
- 商品名だけでなく成分名も確認する
- 医師の診察を受けて処方される医薬品か
- 広告表現だけではなく、公的な情報も参考にする
「最新」よりも「自分に合った治療」が大切です
ED治療薬には、それぞれ異なる特徴があります。
大切なのは、「最新」や「海外で話題」といった言葉だけで選ぶことではなく、ご自身の体調や持病、服用中のお薬との飲み合わせなどを考慮し、医師と相談しながら適切な治療を選ぶことです。
インターネットには多くの情報がありますが、広告表現と医学的事実は必ずしも一致するとは限りません。
ステンドラやアバナフィルについて調べる際も、「海外で承認されている」という情報だけで判断せず、日本国内での承認状況や医療制度についても確認し、納得したうえで治療を選択しましょう。

