ミノキシジル外用 vs ミノキシジル内服(ミノタブ)
ミノキシジル外用 vs ミノキシジル内服(ミノタブ) の、効果やリスク
ミノキシジル外用薬(塗布) | ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット) | |
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日本での承認状況 | 承認済 | 未承認(医師の自由診療・個人輸入のみ) |
使い方 | 頭皮に直接塗布(1日1〜2回) | 内服(1日1回 2.5〜5mg程度が多い) |
作用部位 | 局所(塗布部位のみ) | 全身(全身の血流や毛包に影響) |
発毛効果 | 軽〜中程度(比較的穏やか) | 強力(高確率で発毛を実感しやすい) |
発現速度 | 数ヶ月〜半年 | 数ヶ月〜半年(やや早い印象) |
副作用の頻度 | 比較的少ない(頭皮のかぶれ、痒みなど) | 全身性副作用が出やすい(後述) |
主な副作用 | 接触皮膚炎、痒み、ふけ、ベタつき | 動悸、むくみ、浮腫、低血圧、頭痛、多毛症(体毛が濃くなる)、心臓負荷 |
特に注意すべきリスク | アレルギー、かぶれ | 心疾患歴、高血圧・低血圧、浮腫、心不全リスク |
整理
- 外用薬
→ 安全性が高く、日本での標準治療
→ 副作用は軽め、発毛効果はマイルド - 内服薬
→ 高い発毛効果が期待できるが、日本では未承認
→ 全身への影響・副作用リスクあり(特に心血管系)
内服がなぜ強い?
ミノキシジルはもともと「高血圧治療薬」として開発された全身血管拡張薬です。そのため、内服すると全身の血流が良くなり毛包への血流も増えます。ただし、心臓や血管系への負担も大きくなるため医師の管理下が原則です。
内服を使う場合の注意点
- 循環器系の既往がないこと
- 定期的な血圧・心電図チェック
- むくみや動悸などを自己観察
- 体毛の過剰増毛に注意(髭・手足など)
現在の世界的な標準は?
| 軽〜中程度 | 外用ミノキシジル + 内服フィナステリド(またはデュタステリド) |
| 重度 | 外用+内服ミノキシジル(医師管理下)+DHT阻害薬 |
ご注意
渋谷ウエストクリニックでは国内未承認のミノタブは処方していません。