AGAとは

テレビCMや新聞雑誌等でよく目にするAGAって何だ?と疑問に思っている方も多いでしょう。AGA(エージーエー)とは、男性型脱毛症(Male Pattern Hair Loss, MPHL, Androgenetic Alopecia)という意味です。 成人男性によくみられる額の生え際や頭頂部の髪が薄くなる状態(薄毛)のことです。AGAは国内で成人男性の1260万人以上にみられ、それを気にしている男性は800万人、 そのうち何らかのケアを行ったことのある人は650万人という統計があります。AGAは進行性で放置しておくと頭髪は減り続けて、ついにはほとんど無くなってしまいます。男性型脱毛症は思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症です。脱毛は生理的な現象ですが、外見上の印象を大きく左右するので QOL(Quality of life)に与える影響は大きいのです。近年、男性型脱毛症の病態解明が進むとともに有効な外用、内服の治療薬が開発され、皮膚科診療においても積極的に使用されるようになってきました。しかし、それでもなお医療機関の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない民間療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくありません。また、この数年で無承認無許可薬が増加しているのも問題となっています。

AGAの原因

AGA(男性型脱毛症)の主な原因物質は毛根部のDHT(ジヒドロテストステロン)です。 AGAでは脱毛部分に多量のDHTが確認されています。DHTは5α-還元酵素によって男性ホルモンのテストステロンから作られ、このDHTが多くできると頭髪の成長期が終了します。そのため頭髪が太い毛に成長する前に抜けてしまい、細くて短い頭髪が多くなって薄毛の状態になるのです。これらのAGA症状を改善するのがプロペシアザガーロといったAGA治療薬です。

AGAをマンガで解説

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